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淡彩と水彩はどう違うの? 4

さて、今回は、淡彩と水彩のシステムが立脚するのは、絵画史のどこの考え方か?
をすこし覗いてみましょう!

絵画の歴史とは
空間をどう捉え、どう表現するか、
歴代の巨匠たちが、歴史に足跡を残してきた絵画のシステムのことです。

たとえば、レンブラント!
みなさんもよくご存知の作品かな?
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アカデミックな水彩画はやはり、19世紀の近代絵画のシステムに準じてできています。
みなさんが習われる、油絵、アクリル画、パステル画、色鉛筆画 はすべて、同じシステムです。

一方、私の淡彩画は、、

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江戸時代の日本の水墨画、特に長谷川等伯の国宝「松林図屏風」に見られるような、
余白を生かした空気遠近法にのっとった考え方がベースになっています。

この作品は国の宝だけあって、まさに神業!!!
余白の紙の部分は、まさに無限の空間。しっとりとした、臨場感あふれる空気感が漂っていましたょ

そして、60年代にアメリカでおこった「抽象表現主義」とい絵画の考え方にも立脚しています。

こちらは、抽象表現主義の代表的な作家「サムフランシス」の作品です。
サムフランシス
キャンバスの白を無限の宇宙に見立てる空間感と
自由な色彩が画面のなかで位置を成すという考え方に基ずいています。
この時代の作品サイズはみな大きく、
絵の前に立つと、まるで宇宙空間に丸ごと身を投げ出されるような迫力があります。

淡彩画は色を使って最後まで形態を描画する水彩等の描きかたより、歴史的にも新しい!
ポップだし、新鮮なイメージだし、カジュアルな感じがします。

絵手紙でもなく、イラストレーションでもなく、
そして、水彩画とも違う!

それが、淡彩画です。



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